Basement Brew Music Club 第4回目のゲスト Easycome。久しぶりにEasycomeとゆっくりしゃべった気がします。ミニアルバムの話や、知ってるようで知らなかったEasyocomeのことをうかがいました。
写真 左上:ちーかま (Vo&Gt) / johnny (Dr)
左下: 落合 (Gt) / コダマ (Ba)
──ライブの収録からかなり時間がたってるので…いまさらな感じもあるんですが、まずはおつかれさまでした
ちーかま (Vo&Gt) ありがとうございました!
──最近はどう?
コダマ (Ba) 倉坂さんのインタビュー…って新鮮ですね(笑)
──インタビューって言うか、雑談ですけどね(笑) ミニアルバムが出て、そのあとはシャングリラのワンマンがあって、今度のANIMAの配信ライブがあって…
落合 (Gt) シャングリラのワンマンはミニアルバムのリリース前ですね
──あ、そうか。リリース前か!予定どおりにいかないことも多くて大変だろうけど…、でもそのぶん曲を作ったり、練習したり…しっかり出来てる感じ?
コダマ はい。この前、久しぶりにワンマンライブがあって、その後に今回のBASMENT BREW MUSIC CLUBのフロアライブ収録をknaveでやって…
──うん
コダマ あー…アカンなーって…
──あ、やっぱり 期間があいちゃって なまってた?
コダマ なまってる…ってよりも
──はい
コダマ そもそもライブに自信がないまま、きてたんで…改めてみんなで…もう一度ちゃんと基本的なところからやってみよう!って
──基礎体力をつけていこう!みたいな?
コダマ そう!
──でも、この前の収録で音を録ってみての感想だけど…、演奏しっかりしてるな~って思ったけどねー
johnny (Dr) う~ん…
──失礼な話なんですけど、最初の頃も知ってるから、Easycomeって演奏に関してはもっとフワフワしてるというか…ぶっちゃけ下手なイメージだったの(笑)!
一同 (笑)
──めっちゃ、ごめんなさい(笑)!
コダマ でも…まぁ、そうですよね(笑)
──でもそんなこと全然なかった。すごくちゃんとしてた!
ちーかま よかったです(笑)!!
──うん。ちーかまのギターも良かったし!さすがに、あの頃とは違うな…って(笑)
ちーかま ありがとうございます
コダマ 今回の聴きどころポイントは…、あれだけ喉を消耗した ちーかま の歌を聴けることは、もう、まずないと思うので…!
落合 うん。スタジオ練習6時間やって…、そのあとも色々やってからの…
コダマ 深夜のknave収録だったので
──さらに待ち時間もめちゃくちゃ長かったので…申し訳ない (撮影がはじまるまで倉坂のミスで2時間待ちでした)
一同 いやいや!!
コダマ あの待ち時間のおかげで、持ち直したとこもあるので
落合 楽しかったよな?
johnny うん
ちーかま 楽しかった!
──消耗してた…とはいえ、やっぱり ちーかま の歌はよかった!
ちーかま いや~…
──本人的には気になるとこはあるんだろうけど、オレ的にはパーフェクト!
ちーかま あの日は…自分のなかではギリギリ状態でしたよ
──本音を言えば…、ちょっと専門的な話になるけど、音のミックスの時に、もうコンプすらかけたくなかったもん!とにかく歌が良かったから、このまんま聴いてほしい!って思った。仕方なしに多少はかけてるんですが。うん、良いバンドですよ!
ちーかま しゃ!!がんばります!!
──ビートルズの1stアルバムを録った時のジョン・レノンみたいな感じだったんですね…って、こんな話は通じないか(笑)?
一同 (笑)
──ジョン・レノンがレコーディングの時に風邪をひいてて声がガラガラだったけど、「今日1日でアルバムの曲を全部録りきるから!」って、勢いでレコーディングしったっていうエピソード
ちーかま へー!!
──で、最後にもう1曲録ろう!ってなって、ツイストアンドシャウトって曲わかる?
ちーかま あー!はいはい!最後にもってきたんですよね?
──そうそう!声もガラガラでもう出ないから、最後に1回だけ歌って…
ちーかま はい!それは聞いたことある!
──2テイク目も一応やってみたけど、完全に声がでなくなってた…っていう
落合 へー!!
ちーかま それで言うと…、”描いた果実”はツイストアンドシャウトでしたね…!
──あ、うんうん!そう言われると、CDと比べるとたしかに「ロック感」すごいよね!
コダマ あれを歌ったら、もう他の歌が歌えないかも…って最後にしたんだよね?
ちーかま うん。今回の”描いた果実”はツイストアンドシヤウト状態(笑)!
──曲調的にもあの歌い方はあってた気がするけどね。アレンジも”お!そう来たか!?”って感じで、あの曲はちょっと意外でした…
落合 意外でしたか…?
──うん。じゃこの流れで新しいミニアルバムの話をしたいんですけど…
一同 はい
──えー…と、crispy crispyが入っててビックリしたんだけど(笑)!
コダマ knaveで活動しだして…、最初の半年ぐらいは最後の曲としてやってた曲ですね。はじめて、knaveに出してください!って自己紹介した時に、最初に聴いてもらった曲。あの~、一応、これが推し曲で…みたいな(笑)
落合 一番、最初の話…
コダマ 倉坂さんは覚えてないと思うんですけど、曲を聴いたリアクションが あー… ぐらいの感じで、あんまりよくなくて(笑)
──ごめん(笑)
コダマ あー、あんまり受け良くなかったな~って、あのあと一人で考えた(笑)
一同(笑)
──Easycomeの第一章が今日で終わります!ってknaveでワンマンをやってくれた時に、crispy crispyが久しぶりにセットリストに入ってて
コダマ やりましたね!
──あー、この曲もきっとこれで聞き納めなんだろうな~と勝手に思ってたですけど、CDを聞いたら、入ってるんや!!って(笑)
落合 普通にね、入れたかったんですよ(笑)!
──あの曲 やっぱ好きだけどな~。歌詞もコダマくんが書いてるし。それぞれの曲で、作った人によって芸風がやっぱり違ってて面白いよね
コダマ その…芸風が違いすぎて、だんだんやらなくなっちゃったんですけど(笑)
──歌詞もなんだろう…”憧れのアメリカンポップス”みたいな感じで、好きですけどねぇ。CDの最後にあの曲が流れてグッときた
コダマ ちょうど3月までに5曲 録りきるぞ!って感じで、年末から曲作りも0からはじめたんですよね
──はい
コダマ crispy crispyをやるとメンバーも馴染みのある曲だし、入れどころもちょうど良いし!
──なるほど!体にしみついてる曲が1曲あればレコーディングもスムーズよね。他には…、落合の鈴木茂さんばりのスライドギターも炸裂してたし
落合 はい。スライド…使ってます!
コダマ スライドも上手くなったよね!
…
…
──うん
…
…
──でした!
一同(笑)
コダマ 終わりですか (笑)?
──いや~、ファンの人って、どういう話を聞きたいんだろう?
コダマ 倉坂さんからすれば、付き合いも長くなってきたし、いまさら僕らに聞きたいことなんてないですよね(笑)?
──いや、そんなことないよ!例えば…音楽のルーツ的なとことか。知ってるようで知らないから…!興味ある話はいっぱいあるよ!(笑)
一同 (笑)
──なんとなく、スピッツはみんな好きそうだなとか。70年代や80年代のニューミュージックっぽい匂いはするけど、実際はどの辺りの影響を受けてるんだろうか?とか…
コダマ あー…曲によってバラバラかもしれないですね。例えば、落合がいつの年代をイメージして作ってる曲か?とかでも変わってきますし
──はい、はい
コダマ 1stアルバムの時は、落合から「こういうイメージ」みたいに教えてもらったものを、メンバーがそれぞれ受け取ってみたり、受け取らなかったり…
──受け取らなかったり(笑)
一同 (笑)
──なるほど。メインソングライターの意向をくんだり、くまなかったり(笑)してたわけですね
コダマ 今回のミニアルバムは、逆にまったくそういうのがなかった。pass you by っていう曲だけは70年代っぽい雰囲気は意識しましたけど
──うんうん。たしかに初期から比べると、音も間口が広い感じにはなってるよね!あと歌詞の話とかも聞いてみたい
落合 はい
──ちーかま が 自分で書いた歌詞はさておき、男チームはどんな感じで歌詞を書いてるのかな?とか。例えば、ちーかまが歌うのを想定して歌詞を書いてる?
落合 想定して…ないですね!
一同 (笑)
──即答 (笑)!
コダマ いや!johnnyさんは想定してるかもしれない!
johnny いやぁ~(笑)
コダマ 僕と落合は想定してない(笑)!結果的に影響は受けてるかもですけど、作ってる時に”ちーかまがこう歌うだろうから”とか、そういうのはないですね
──そもそも”女性が歌う”っていうことは想定してるの?
コダマ あー!考えたことなかったな!
johnny あ、ないの!?
コダマ ちーかま が歌うのはもちろん想定してるんですけど、僕ね、ちーかまを男女で考えたことがなかった!女性ボーカルのバンドって意識はないですね
johnny なるほど。そういうことか!
──最初って…johnnyさんが入る前の話だけど、作詞作曲も誰がやってるか知らない状態で、僕はライブハウスの人としてライブを見るわけじゃないですか?
ちーかま うん
──曲は全部ボーカルさんが作ってるのかな?ぐらいに思ってたんですね
落合 はい
──で、例えば…、”夢中にならないで”の歌詞をはじめて聴いた時に 「え?この娘、実は男をもてあそぶ系なん??」とか思ったりして (笑)
ちーかま (笑)
コダマ たしかに、あの曲をちーかまが作詞してると考えたら…(笑)
──良い曲だな~って、最初は歌詞も語感だけで聞き流してたけど、よくよく内容をちゃんと理解してきたら…
コダマ はい
──ちょっと…悪い女よな?この主人公の女の子…って(笑)
一同 (笑)
──ギャップが面白かったの。へー、この子からこういう言葉が出てくるんだー!面白い!と思ってたら…
一同 はい
──歌詞を書いてるのオマエかい!?って(笑)
落合 はい。僕です(笑)
ちーかま (笑)
──遊び心的なのもあるのかな?とちょっと勘ぐってみたり。このキャラの子に、こういうことを歌わせてみよう…とか
落合 いや~…、そういう操作というか…
──操作って (笑)
落合 できない(笑)。曲としては…、歌のメロディは、ちーかまが歌うっていのは考えてますけど
──イメージどおりですね。狙ってはやってなさそうとは思ってた(笑)
落合 はい
──あと、最近はどんなの聴いてるの?とか。おすすめの1枚とか
コダマ じゃ、これを読んでる人は一番 僕に興味ないだろうけど、僕、言っていいですか!?
一同 (笑)
──興味ないことはないでしょ(笑)
コダマ 僕、いま…めちゃくちゃ David Bowie がマイブームで…
──おー!まさかのDavid Bowie (笑)
ちーかま へー!!
──ちなみにどの時期のDavid Bowie ?
コダマ Changesって曲がめちゃくちゃ好きで!最近、見た映画でもHeroesが使われてたりして、めっちゃ良い曲だな!って改めて思いました
──たしかにEasycomeファンは、デビッドボウイの話にあんまり興味ないかもな…(笑)
コダマ でしょ!
一同 (笑)
コダマ で、これがEasycomeに反映されることも一切ない。ただただ、僕がいまDavid Bowieが好き!っていう話です(笑)
落合 僕は…
──お、まわっていきますか?
落合 まさかの Pink Floyd を聴いてます!
──本当にEasycomeファンがあんまり興味なさそうな話題に…(笑)!!
落合 これも、なーんにもEasycomeに反映される予定はありせんね(笑)!
Johnny ギルモアっぽいギター弾いてや(笑)?
落合 最近、聴き始めましたから…
──ちなみにどのアルバム?
落合 やっぱり…これ(と言って、三角マークを手で作る)
──あー!それなんや!!…って、これ読んでる人わかんないんですよ(笑)
落合 狂気!(ピンクフロイドのアルバム邦題)四人囃子を聴いてて、かっこいいな…ってなって、そこから Pink Floyd にいきました
──まさかの70年代洋楽ロックの流れになってきましたね…
ちーかま 私はラジオしか最近は聴いてなくて…
──え?なんのラジオ?
ちーかま オードリー!!
──芸人の?
ちーかま はい。芸人のオードリーのラジオ!音楽は最近あんまり聞いてなくて…
──なんか、かっこいい!!
ちーかま 本当に聴いてない!音楽は!(笑)
──デビッドボウイ、ピンクフロイド … オードリー!!っていう流れが(笑)
一同 (笑)
──この流れでJohnnyさん、言いずらくない(笑)?
Johnny 最近は、なんだろう…南佳孝さん!
──ほー!!
Johnny ラテンに目覚めだしたアルバムがあって…、それがめちゃくちゃ面白いですね!70年代終わりの頃にその界隈の人たちで、ラテンとかそういう曲調が流行りだったんですかね?
──ラテン歌謡が流行った頃かな?
Johnny はい。すごく面白くて!
コダマ 次はこういう曲をバンドでやってみたい…みたいな参考になるかな?と思って、みんなの話を聞いてたんですけど、そういうの…もう、ないかもですね(笑)
──うん。これ一回フラットにはなってるかもね
落合 音楽性的にはフラットかもですね
──オードリーのラジオの人もいるし(笑)!
コダマ 僕も「あっちこっちオードリー」めっちゃ見てるから(笑)
ちーかま 死んでもやめんじゃねーぞ!
Johnny 落合、ピンクフロイドみたいなギター弾く?3分ぐらいのギターソロを…(笑)
落合 いやー…、Easycomeに反映されることはきっとないですね(笑)
──前のミニアルバムを聴いても思ったけど、フラットになってる感じは僕もちょっと感じてました。
Easycomeってはじめた時は「こういうジャンルの音をだしたい」って狙ってやってたバンドだと思うんですけど
落合 はい
ちーかま うん、うん
──なんとなくでもそれが一度、形になって。曲調もだんだん変わってきて。最終的に 良い歌をちゃんとやってれば Easycomeになるやん!みたいなモードなのかな?とは思ってました
コダマ たしかに落合の作る曲も変わってきてるかもですね
落合 1stアルバムで “憧れの70年代” にがんばって寄せたんで
コダマ 70年代!アメリカ!みたいな…
落合 憧れがピークの時ですね(笑)。そこから、いったん…。
──夢が叶ったので、次のステップへ!って感じか。コーラスもいっぱい重ねてたし!
ちーかま 今まで逆にコーラスを入れてなさすぎて…、(コーラスを入れたら)めっちゃ変わるやん!おもろ!と思って、1stの時は入れまくりました
──ナイスハーモニーでした!
コダマ あの時点でのみんなのやりたいことを詰め込んだアルバムでしたね!
ちーかま すでに今回のミニアルバムは…コーラスに関してはあんまり入れてる感はないけど、ちゃんとコーラスも入ってる…っていうのを目指しました
コダマ 「1stで出来上がったから、次のミニアルバムは純粋に歌を大事にして」とか、特にメンバーで話しあったわけではないんですけどね。自然とああいう形になりました
ちーかま うん
──ずっとEasycomeに関して、僕が勝手に心配してたのは、ちっちゃな括りに…既存のインディーの中のシーンとかブームみたいななかに取り込まれちゃって、小さく括られて、バンドのイメージが限定されたら嫌だな~とか思ってたんだけど
落合 うん
──”インディーポップ”みたいに、小さく取り込まれちゃったら嫌だなぁ~とか思ってたんですけど、そんなこともなく”マニアックなバンドです”みたいなイメージもつかずに…スルスル~と隙間をうまくぬけて上手くやってるな~って
コダマ いや、僕らは最初はどっちかというと、取り込まれたかったんですけどね(笑)
──あ、そうでしたね(笑) Easycomeってスタンダードなことをやってるバンドだと思ってるんですけど…、今、他にいそうでいないよね?
一同 うんうん
──歌がポップなバンドでも…、もっとマニアックな方か、逆にもっと売れ線っぽい方か…のどっちかに偏るバンドが多い気がするんだけど、
ちーかま うーん…、客観視できない…
落合 そもそも、そんなに上手くないから、マニアックにも出来ないというか…(笑)
一同 (笑)
──いや、そんなことはないけど(笑)
コダマ マニアックなものも好きなんですけど…、曲を作ってる時にそういう発想にはならないんですよね。例えば、間奏のここを変拍子にして…みたいな
──いや、変拍子的なマニアックさは求めてないけど(笑)
落合 もっとさ…例えばソウルっぽいバンドなら、「ザ・ソウル」みたい寄せれるバンドもいるんだろうけど、
単純に僕らはそれができない(笑)
一同(笑)
コダマ それはある(笑)
落合 1stアルバムは出来ないなりに…そういう風にやろうと思って作ったんですけど、ミニアルバムは肩の力も抜けて、ちょうどいい感じになったかな?とは思ってます
──うん
ちーかま よく ” 良い歌をしっかり聴かせるバンドと思う”って言われるんですけど、私はメンバーに全然そういう風にして欲しいとは思ってなくて。「四人全員で戦おうぜ!」って思ってます!
──ほー!!
ちーかま なんて言うんだろう…(歌を)立てようと思ってやってるんなら、次はもっと各楽器がそれぞれ「おいしいぜ~!」って思いながらやった方が…バチバチに戦いながらやった方が…。私も、もちろん勝ちにいくんで!
──うん!
ちーかま 誰が “おいしいこと” をやってても、私が一番おいしいとこもってくんで!って、勝ちにいきますから!その方が面白くなると思うんで!
──この人が一番ロックだ(笑)!オードリーのラジオしか聞いてないけど(笑)
一同 (笑)
落合 深夜ラジオ聞いてるからかもしれないですね(笑) それで尖ってきてるかもしれない(笑)
ちーかま (笑)
コダマ 僕も、歌を立てる とか、実は全然思ったことないんですよ。「歌を立てて、僕らが引いてるのが良い」とか言われるんですけど、そんなこと全然思ったこともない(笑)
一同 (笑)
ちーかま 四人にしかわからない熱量というか…
──うん、うん
ちーかま 周りから見てわからなくても、四人のなかでは、うわ!攻めてきてるな!とか、そういう戦い方を四人でしていけるようになったら、めっちゃ良くなっていくんだろうな!って
コダマ うん。それはそうよな!
ちーかま そういう四人にしかわからないような機微が積み重なれば お客さんにも伝わるのかな?って最近は思います
落合 新たなスパークを求めてるんやな
ちーかま だから、ドラムが激しいフレーズを叩いたから、わたしもそれに負けません!って大きな声を出すような…そういうチープな争いじゃなくて…!
──”描いた果実”とか、そんなニュアンスを感じたけどねぇ?本人達的にはそういう意識もないかもだけど?
コダマ 僕は…ただ8分でずっと弾いてたら、かっこいいんじゃないかな?って(笑)
一同(笑)
──そうそう。そのベースの8分弾きが、消極的な選択に見えなかったから
コダマ あ、そうです!そうです!
──”シンプルなフレーズだけど、オレ、めっちゃ攻めてるやろ?”みたいな気迫を感じたので…シンプルに重めなのが、なんか攻めてるな~と思ったけど
コダマ あの曲はお題が良かったよね!
ちーかま うん
コダマ 仮タイトルが「ロック」やったんで。「ロック(仮)」(笑)
──(笑)
コダマ イメージが作りやすかった
──あの感じよかったけどねぇ~
コダマ ああいうシンプルな演奏の方が、意外がってもらえることも多くて不思議な時はありますけどね
──うん。バンドとしては、まだまだ良くなっていく!良い意味でまだまだは発展途上…って感じで。話を聞いてると先が楽しみですねー!
ちーかま うん
──で、最近の音楽の流行りの話なんですが…僕的にEasycomeに味方してくれそうな流れに見えるんですけど…?
落合 え?なってますかねー?
ちーかま え?ぜんぜん、わかんない(笑)!
コダマ わからない(笑)
──僕の勝手な分析なんですけど、最近の日本で受けてるバンドサウンドって歌謡曲的というか…、日本の良いメロディってとこにまた戻ってきてない?
johnny あー、たしかに
コダマ 単純に歌がよくてメロディが良いものが売れてる?
──うん。例えば…あいみょん、Official髭男dism、King Gnu って3つ並べてみても、アレンジの傾向はバラバラだけど、歌メロ自体は、いわゆる歌謡曲的なメロディな気がするんですよね。シンプルなコード進行の曲もあれば、テンションコード多様のややこしいコード進行もあってそれぞれだけど、歌自体は歌謡曲的な気がするごくする
コダマ うーん…
──だから、Easycomeみたいな良い歌メロのバンドが…スルっと乗っかって、もっていくじゃないの~?みたいな期待を実はこっそりしてます(笑)
ちーかま うふふふ(笑)
落合 期待したいね~(笑)
ちーかま ドキドキ(笑)
──では、そろそろ時間なので、誰かしめてください!
落合 しめる…?
一同 (笑)
ちーかま やっぱライブがしたいですね!
johnny うん
ちーかま よく思うんですけど。こういう時期にいろんな音楽を聴いて、いろいろ吸収していこう…って気にあんまりならない自分っておかしいのかな?って、たまに思うんですよ
──ほー!
ちーかま みんなは、このライブがあまりできない時期に、新しい音楽を吸収していってるじゃないですか?それで、次はこうやってみようかな?とか
──うん、うん
ちーかま 私、ぜんぜん思わないんですよね。そもそも、思おうともしてない…っていうか。これってマイナスなのかな?とか思うんですけど…
──はい
ちーかま 私が刺激を受ける場面ってライブが多いなと思うんです。ライブでインプットしているというか。
だから、それはそれで正解か!とも思っていて。ライブで受ける、感覚的な刺激で、よくなっていきたい!っていう風にプラス思考で最近はとらえてて
──ライブを見てて、ちーかまの歌力…歌でのコミニケーション能力が格段に上がった!って時期が、僕的にはあるんですよね…メンバー的にはピンとこないかもしれないけど
ちーかま へー!
コダマ knaveにちょっと出てない時期ありましたもんね…、ちょうどジョニーさんが入ってぐらいの頃かな?
1年ぐらいは空きましたもんね。その頃かな?
──あ、1年も空いたっけ?
コダマ はい
──押し付けがましく”歌です!”じゃなくて、聴いてくれる人がいて、ちゃんと返ってきて、さらに歌がよくなって、それをさらにお客さんに返して…みたいな。そういう形でインプットとアウトプットが出来るようになってるのかな?うまく言えないんだけど
ちーかま …かな?ライブが一番自分にとって、音楽をやるなかで刺激になってるんだろうな!とは思いました
──うん
ちーかま ライブがしたいな!って思いますね。いっぱい!!今はなかなか難しいですけど
──うん
ちーかま それが出来る日を夢みてがんばりますので、しばらくの間は、このサイトでEasycomeのライブ動画を見ていてください!
落合 はい
ちーかま お楽しみに!!
──キレイにまとめた…(笑)!すごいー!
一同 (笑)
(2020.08.08 聴き手:倉坂直樹)
EasycomeのBasement Brew Music Club ライブ本編は
9月7日(月) に公開予定です。お楽しみに。
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